小学校図書館司書MARIママ、読み聞かせ絵本紹介します!

学校司書のパートと、2歳4歳姉弟の育児&保護猫2匹のお世話に奮闘しているMARIママです。読み聞かせおすすめの絵本を紹介しています。

小学校図書館司書おすすめ読み聞かせ絵本【ハロウィーンのおばけ屋敷】数字の秘密に気づけるかな?モンスター続々絵本

●ハッピーハロウィン♪数字とモンスターのおばけ屋敷に迷いこんでみませんか?

表紙には囚人服の男の人ふたりが体をだきよせ、困った顔をしている姿が描かれています。
地の文がありませんが、このふたりが脱獄して、逃げていき、題名の「ハロウィーンおばけ屋敷」に駆け込む場面が2ページ描かれていますので、ゆっくり見せるようにしています。

「ここは、ハロウィーンの館。くらく、ぶきみな おばけ屋敷
と始まります。
私は小学校低学年から中学年まで読み聞かせに使用しますが、子どもの様子を見つつ、怖がりすぎないようなら、声も低め、淡々と読んでいます。

「かくれていたのは、○○。そして、10ぴきの こどもたち。」
と地の文がきますが、「かくれていたのは」で間をおいて、「なにかな?」と絵をよく見てもらって、参加型にしても楽しめます。
この「10」という数字が重要です。

今後もいろんなモンスターが隠れて出てくるのですが、だんだん数字が減っていきます。
気づいて楽しんでくれるよう、モンスターの鳴き声のところを、低学年は指折り数えたり、「10ぴき」を強調して読み上げたり、工夫しています。

次はなんのモンスターかな。
なん匹でてくるかな。

と楽しく想像させて、ページをめくっていきましょう。

ミミズだらけの「べたべたの ふるぼけた皿」は気持ち悪いです。
「のたくれ」という表現が、わが子2歳4歳児に読んだ際は伝わらなかったので、小学校くらいからの読み聞かせをおすすめします。
地の文も、ふりがなはついているとはいえ、漢字まじりです。カタカナもあります。

コウモリは「天国に ちかい、やねうら部屋の 梁のした ぶらさがっている」のですが、「梁のした」も難しいようですね。

ガイコツとのダンスのページは大人気です。

1は、「ひとりっこ」の魔女なのですが、「ひとりっこ」も通じない児童がおりました。

さて、10から1までカウントダウンをし、終了と思いきや。
「シッ、しずかに」と親が注意するのです。
「夜が あけるぞ! 消えなくちゃ!

そう、0になるのです。
次のページへ、ゆっくりめくるのか、さっとめくるのか、読み手の演出で工夫してください。

「そして」間をおいて読み上げます。「のこらず かき消えた

太陽がのぼり、館をかけ出ていく囚人ふたり。
地の文はありませんが、最後、また檻に戻っているのです。
「なつかしのわが家」と刺繍したり、「ろうやのかざりかた」という本を手に。笑

大人も楽しめる、数字の工夫もある、外国の絵本です。
大きめサイズで読み聞かせにもバッチリです。
ハロウィンの時期にぜひ、出会わせてあげてください。

●司書・読み聞かせに役立つサイト




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困ったら絵本ナビを参照!というのがMARIママ司書の秘訣です。




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