小学校図書館司書おすすめ読み聞かせ絵本【うんちしたのはだれよ! 】子供ウケ抜群♪学びもあるので堂々と読もう
●「うんち」絵本だけど、様々な動物の便が分かる！ただ下品な本ではありません。
題名【うんちしたのはだれよ！】と読んだ瞬間、子供たちがくいついてくるお話です。
「あるひの こと」もぐらくんが地面から出たところに、「その じけんは おこったのです。」
ちょうど頭の上に、うんちが着地してしまったのです。
そのうんちの形状を、「ソーセージのよう。」と細かく地の文で描写されていて、また笑いを誘います。
「ぼくの あたまに うんち おとさなかった？」
と、もぐらくんは、いろんな動物に、聞いていくのです。
犯人探しの絵本なわけです。
はじめはハト。
「なに いってるの。あたしだったら こうするわ！」
とハトが実際にうんちをするのです。
そしてそのうんちについて、また地の文で丁寧に解説するわけです。
「どろっとした ヨーグルト」…うーん給食の前には読みたくない絵本かもしれません。
が、こういう本は、子供大好きですね！笑
馬、うさぎ、ヤギ、牛。
聞いて回り、そのたびに実際のうんちと比べるわけですが。
「ああ よかった、ぼくの あたまに おちてきたのが こんなのでなくて。」と牛の緑の「ジャム」のようなうんちにコメントするもぐらくん。
ちなみにずーっと頭にうんち乗っけて聞いて回っています。
ブタに聞き、くろばえに出会います。
「やった！ かれらなら きっと はんにんを しっているぞ。」
はえがうんちを「しばらく あじみを しました。」
聞き手の子供たちに、うわーというリアクションが広がります。
「わかりきっているだろ。これは ○○の うんちだよ。」
さあ、ついにつきとめた犯人、誰だったでしょうか。
そして仕返しするのです。
「もぐらくんは すっかり まんぞくして、ふたたび じめんの なかに きえていきました。」
うんちに始まり、うんちに終わる絵本です。
横長で大きめの本で、動物もたくさん出てきて、うんちも様々のっていて、大変受けのよい絵本です。
公共図書館での読み聞かせでは、大人や年配の方の反応を気にするかもしれませんが、きちんと見ていれば、ただの下品な本ではないことが分かります。
うんちの、動物ごとの違い、特徴を端的にわかりやすく絵と地の文にしてくれている絵本です！
この絵本と出会わなければ、知らないままな動物の便もあるでしょう。
学びはあります。恥じずに、自信をもって読んでいます。
参考になりましたら嬉しいです。
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