小学校図書館司書おすすめ教訓絵本【いつもちこくのおとこのこ】事故により遅刻し続ける少年を罰し続ける先生。最後は…?
おひさしぶりです。
息子から移ったアデノウィルス感染症により、1週間以上、咳鼻水痰発熱に悩まされたMARIママです。
大人もかかるのですね。
最高39.5度出ましたし、微熱頭痛は思い出したように繰り返し出ます。
めやにで目がぱっきぱき。
いまだに咳がひどく、勤務校の先生やら子供たちやら、心配され、声も変な司書。
コロナが5類になって、感染症対策解除しなきゃなのですが、そんな体力もなく、むしろ今こそ厳戒態勢したい感じです。
●真実なのに信じてもらえない!理不尽に負けない男の子が救われる絵本。
いじわるそうな男性に見下ろされる小さな男の子が描かれた表紙。役者が谷川俊太郎さんです。
男の子の名前を言えるようになるまで、練習が必要な本ですよ。
ジョン パトリック ノーマン マクヘネシー
この男の子が、勉強しに出掛けます。
ページめくって、ワニが男の子のかばんを噛んでいるのです。
聞き手がびっくりする場面。
しかも川とかではなく、マンホールから現れるんですよ。
ページめくり、手袋を片方投げて気を引いて、そのすきにかばんを取り返すのです。
急いで到着した学校。しかしながら…。
「ちこくだね。」と言われてしまうし、「てぶくろ かたっぽ どうしたんだ?」とまで指摘されるのです。
いじわるそうな先生の顔。
歯と目が怖いです。大きな手も。
正直に話す男の子に、けれどワニのせいで遅れて、てぶくろも使ったなんて、信じてくれないですね。
いのこりして、300回も書かなきゃになるのです。
「もう わにの うそは つきません、てぶくろも なくしません。」と。
ひどいよ先生!
読み手の私も思うが、聞いている子どもたちは、生徒側、男の子側の気持ちなので、「ひど!」「300もー!」と声が上がります。
そしてまたある日、勉強しに出掛けた男の子を…
ライオン!
こんどはライオンがおしりに噛みついてきて、ズボンが破けてしまうのです。
なんとか木に上り、ライオンが猿のを待っていた男の子。
…当然、遅刻です。
「おまけに ズボンも やぶけてる。」
と先生に指摘されます。
正直に話す男の子。
またまた信じない先生。
まあ信じませんね。ライオンなんてそうそう、遭遇しません。
「すみに たって」
もう ライオンの うそは つきません。ズボンも やぶりません。
そう「400かい おおきな こえで となえること。」と言われるのです。
ちゃんと従う男の子の、白黒の表情の見えない横顔が、切なく感じられます。
そしてまたある日。
橋を渡ろうとすると…なにがおこるでしょう。
こんなふうに、「そんなことある!?」ということが起きて、けれどなんとか男の子はのりこえて、勉強にいくのです。
そして正直に先生に遅刻の訳も話す。
それなのに信じてくれない先生。
それどころか罰則まで課してくる先生!
そしてまた勉強しに出掛ける男の子。
「とちゅう なにひとつ おこらなかったので」
お! やったね!
聞き手の子どもたちも「なんもないんだ!」と笑顔が出る場面。
次はなにが起こるのか期待はずれだった子もいますが、この次のページで大満足ですね。
先生が、「おおきな けむくじゃらの ゴリラに つかまって やねに おる。」
このゴリラの表情がまた穏やかで面白いのです。
「すぐに わたしを おろすこと。」と先生は言ってきます。
みんな、どうする?
親子の読み聞かせの場合や少人数の場合は、聞いてみると、各々考えて絵本の世界に入り込めて、よいと思います。
さあ、男の子はどうしたでしょう。
遊び紙いっぱいの文字がなんなのか、はじめわかりませんでしたが、書き取りさせられた男の子の字ですね。
痛快な絵本でした。
教訓があります。
参考になりましたら嬉しいです。
古い名作絵本なので、中古という手もあります。Amazonさん出品ありました。
●趣味で読み中の本
GWで読んだインテリア関係の本たち、すぐにPayPayフリマで売れました。
具合悪い時ほど、なぜかいつも売れる気がします。
発送だけ、コンビニへ。それくらいしかGW後半、私は外へ出ていません…。
「お得」とか「裏ワザ」とか、大好きです♪
読んでみると、けっこうやってることだったりすると、ニタリとしちゃいます笑
ぜひこの本に載せればいいのに。タダ本のサブスク!!
110円の本が毎月15冊、タダで頂けるのです。
怪しいと思いましたが、本当でした。
よろしければ一緒にタダ本生活しませんか?