小学校図書館司書MARIママ、読み聞かせ絵本紹介します!

学校司書のパートと、2歳4歳姉弟の育児&保護猫2匹のお世話に奮闘しているMARIママです。読み聞かせおすすめの絵本を紹介しています。

小学校図書館司書おすすめお片付け教育絵本【ぱなしくん】子育てママ&先生、怒らずに、読めばいいのです!

●子供はみんな「ぱなしくん」。絵本でお片付け教育しよう。

もじゃもじゃな子どもと犬、そして床一面おもちゃがでている表紙。
そう、「ぱなしくん」とは、遊びっぱなし、片付けられない子どもの代表みたいな子
犬の名前も「モジャ」。お手入れされずもじゃもじゃな愛犬です。

「ぱなしくんの まいにちは、いつも このとおり。」
12例のっています。
どれかは子どもも共感してしまうはず。
「うわ、してるー」って声も上がりました。

図書館的には、「8よんだ えほんは ひらきっぱなし」はやめてほしいですね。
本がパカッと割れてしまいます。
しおりをいれて閉じてほしい。

「こんなに ちらかしていると、ごっちゃおばけが やってくるわよ」
お母さんが腰に手を当てて言いますが、信じないぱなしくん。

「そのひの よる、どこからか ふしぎな おとが」
緑の気落ち悪いものが、「ベタベタ」ぱなしくんに近づきます。
ページめくってびっくり。
それはベタベタようかい
ベタベタが大好きな妖怪で、お菓子やジュースで汚れた机を気に入られてしまうぱなしくん。
妖怪、机をどうするでしょう。
ここがちょっとおもしろい。
笑いが起こります。
と同時に、自分をふりかえるこどもたち。
ひとごとでない子もいますよね。笑

次に現れるのは黄色い妖怪。鼻の穴が大きいこと!
目もおもしろい。
くさくて おいしそうだ」
さあ、ぱなしくんはどうなってしまうのでしょう。

まだまだ来ます。ほこり妖怪の大群。
「へやを きたなくする ヤツは だれだ?」

夜になり、一段と大きなお化けがやってきます。
「おいらは ごっちゃおばけ~。
ぱなしくんは飛び上がります。おかあさんの言う通りになってしまいました。
慌てるぱなしくん。
「おまえたちの もじゃっとした けは さいこうに うまそうだ。」
愛犬モジャが、まず餌食になってしまうのです。
「つぎは もじゃもじゃあたまの おまえの ばんだ~!」
ここで気づくぱなしくん。
「へやを きれいにすれば いなくなるかも。」
助かろうと、ぱなしくん、お片付けをはじめるのです。
せっせせっせと別人のような姿が、丁寧に描かれる見開き。
真似してほしいです。継続的に!

ピかーっとキラキラになった部屋と、弱りきったごっちゃおばけの悲壮な顔が描かれるページでは、笑いが起こります。
よかったね、ぱなしくん。
ごっちゃおばけが消えると、モジャも戻ってきます。
「あ~、よかった。ごめんね、モジャ。」
そしてぱなしくんは決意するのです。
「ぱなしくん」を卒業することを!

次のページのかっこいいぱなしくんとモジャは笑いを誘います。
よく見てほしい!
かっこおいい風なぱなしくん、しかし完璧じゃないところがまた、本当っぽい。
いきなり完璧には変われないですね。
少しずつちゃんとできるようになりましょう。

奥付けの上にも、おもしろい場面が書いてあるですが、読み聞かせでは紹介しにくい小ささ。
借りるか迷っている子なんかには、こそっと教えてあげます。

子どもにお片付けしてほしい世の中のママ、先生がた、ぜひ読んであげてください。
がみがみ言ってもヤツラは聞きません。
でも自分のようなぱなしくんが、お化けに襲われて困ってしまう姿を見て、
そしてお片付けでお化けを退治する姿を知って、「お片付けって大事なんだ」と分かってくれるでしょう。
絵本で教育してみませんか?

ちなみに作者の柴田ケイコさんは、他にも人気作描かれています。
この人の絵本なんです。

見たことある絵本じゃないでしょうか?

参考になりましたら嬉しいです。

●趣味で読み中の本

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女性あやぴさんが実例いっぱいに解説してくれていて、大変読みやすいです。
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