小学校図書館司書おすすめ母の日絵本【いいこってどんなこ？】子育てママ＆先生「いい保護者」って何でしょう？
●「いい子」ってなんだろう？
「いいこって どんなこ？」とうさぎのバニーぼうやがお母さんにたずねます。
P６「なかないのが いいこなの？」
P９でお母さんが答えます。「ないたって いいのよ。」
でもぼうやが泣いていたら、「おかあさんまで かなしくなるわ」
P１０「いいこって つよいこのこと？」
P１３のお母さんの返事がとてもすばらしくて、こんなママになりたいなあ、と母親目線でも学びのある絵本です。
P１４「おこりんぼは いいこじゃ ないよね。」
P１７お母さんは、怒っているぼうやも、笑っているぼうやも、大好きだと答えます。
P１８「ばかなことばっかり してると、おかあさん いやに なっちゃうよね」
現役ママ目線では、うなずいてしまうかも。
我が家の２歳４歳姉弟と、２匹の保護猫くんたち…なんでそうなるの！！、ということを毎日してくれる。
正直、イヤになっちゃうよ…。
でもお母さん「どんなに おばかさんでも」「たからもの」だと言うのです。
はっとさせられました。
そうですね、宝物です。
それは間違いない！
でもさ、でも…。
大変ですよねえ、子育て。
P２２「もっと かわいいこなら おかあさん、うれしかった？」
P２５「いまのまんまで いいの」
バニーは「いいこ」がよくわからなくなってしまいます。
「どんなこ だったら いちばん うれしい？」
我が子にそんなふうに聞かれたら、どう答えますか、ママたち！
P２９のお母さんの返事を、ぜひ読んでほしいです。
毎日の忙しさと、子育ての大変さで、心身ともに疲れている保護者、先生たち。
一番大切なことを、思い出してください。
気づかされる絵本でした。
母の日で、きもちよく感謝の手紙をもらうためにも、まずお母さんが、「いいこ」ならぬ「いいおかあさん」になりたいものです。
参考になりましたらうれしいです。
