小学校図書館司書MARIママ、読み聞かせ絵本紹介します!

学校司書のパートと、2歳4歳姉弟の育児&保護猫2匹のお世話に奮闘しているMARIママです。読み聞かせおすすめの絵本を紹介しています。

小学校図書館司書おすすめ園芸絵本【ポットくんとテントウくん】虫と植物の大事な協力関係を学べる科学絵本!

●GWは苗植えの時期。虫と植物の関係を知ろう!


かがくのとも 601号 2019年の4月号掲載「ポットくんとテントウくん」です。
薄い雑誌絵本のため、購入が難しそうです。
Amazonで中古出品見つけました。
よろしければご覧ください。
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「あたたかい はるの ひざしが さしています。」
目を覚ました小さなうえきばちがポットくん
トマトの苗を植えます。
学校で農園作業をする頃に読んであげるとよいと思います。

ある日、ポットくん、頭の上でゴソゴソ動く気配を察知します。
ミツバチちゃんにみてもらうと、アブラムシがいっぱい、トマトの茎の汁を吸っているとのこと。
「たいへん! ぼくの トマトが やられちゃう!」

虫が苦手なため、見開きいっぱい描かれた茎に、いっぱいくっついたアブラムシ…。
絵でも怖いです。
けれどこどもたちは虫大好きですし、なにより虫と植物についての勉強になります。
頑張りますよ、仕事だ! 耐えろ!

90度回して、縦長に見せるページ。
回すだけでこどもたち喜びますからね。笑
「こんどは トゲトゲが いっぱいある くろい かいじゅうが やってきたよ!」

よく見ている子は、茎にはアブラムシとくろいかいじゅう、土からは、ありも来ていることに気づきます。
絵本戻して、トゲトゲかいじゅう、なんとアブラムシを食べはじめるのです。
「そうなの!? がんばれ トゲトゲかいじゅう」

ページめくり、先程上ってきていた、ありの出番。
なんとアブラムシを守るのです。
というのも、アブラムシのおしりから出る、甘い汁をもらっているからなんだって!
「へー」「そうなの?」という声が上がりました。
虫だらけの見開きです。うわー…。

そして、誰が勝つのか。
あり、なのです。
かいじゅうは動かなくなります。

実はかいじゅう、脱皮中だったのです。
「すこし おおきくなった かいじゅうが でてきました。」
脱皮で疲れて空腹ということで、またアブラムシをたくさん食べます。

また日は過ぎ、かいじゅうたち、丸くなって動かなくなるのです。
「たべすぎたの?」
ポットくんは心配します。

かいじゅうが静かということは、アブラムシが元気になる。
ムズムズしてくるポットくん。
ジョウロさんが水をかけて流してくれます。
それでも動かないかいじゅうたち。

1週間経ち、かいじゅうの背中が割れ始めます。
出てきたのは、そう題名の「テントウくん」
まだまだ変身は終わりません。
「このまま しばらく みてて! きっと びっくりするよ」

ページめくり、いろいろな柄、色のテントウムシが描かれます。
きょうだいでも それぞれ もようが ちがうんだね」
私も「へえ」と思ってしまいました。
科学絵本って面白い!

「おなかが ぺこぺこ! たべて たべて たべまくるぞー!」
テントウくんたちが、空へ飛んでいきます。
「また きてね!」とポットくんは見送るのです。

終わりに、テントウムシのことが詳しくかかれています。
ここはふりがななしの漢字でかかれているので、中高学年向きですが、広く読んでもらえる科学絵本です。

後ろ表紙で赤いトマトが実っています。
栄養を与えたり、水をあげるのも大事だけれど、虫たちの力も借りて、野菜は実るのですね。

ポットくんはシリーズです。
「ポットくんとイチゴぐみ」2015年4月 553号掲載

春の幼稚園が舞台。
イチゴがランナーを伸ばし、子株が増えていくことがわかる科学絵本。


ミミズって実はすごいヤツなんだ、と知ることができる科学絵本です。


なんで植木鉢には丸い穴が底に開いているのかな? ポットくんがおしりの穴について相談する科学絵本です。

参考になりましたら嬉しいです。

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