小学校図書館司書MARIママ、読み聞かせ絵本紹介します!

学校司書のパートと、2歳4歳姉弟の育児&保護猫2匹のお世話に奮闘しているMARIママです。読み聞かせおすすめの絵本を紹介しています。

小学校図書館司書おすすめ読み聞かせ絵本【起きたらオバケがいた!ハンタイのことをするオバケ。さあどうする?】

●1年生教科書紹介絵本『ハンタイおばけ』おばけの撃退法知ってる?

1年生の教科書にも紹介されている絵本。
縦28cm横24cmと大きめです。

目覚めたネイト。
「てんじょうから、ハンタイおばけが みおろしていました。」
「おりておいで」と呼び掛けますが、なにしろハンタイおばけなので、「ハンタイのことをするので、おりてきません。」と字も大きく印字されて強調されます。

パパにハンタイおばけのことを伝えますが、「ハンタイのことを するので、もう いません。」
悔しいですね。
しかもパパに「いつもは そんな つまらないことを いって ベッドで ぐずぐずしていないのに」なんて言われてしまうのです。

朝御飯を食べようとするネイトに、またハンタイおばけが近づきます。
シリアルに牛乳をかけようとしていたのに、「ミルクは したに いかずに、」さあどうなるでしょう。
「いったい、なにを やっているの!」と怒られてしまうネイト。
「ぼくじゃないよ!」「ハンタイおばけのせいだ。ほら、そこにいる!」
抗議しますが、そこにいる、のハンタイのことをするので、「もう いません。」

ハンタイおばけは学校にもついてくるのです。
絵を描こうとしてると、絵の具が…。
教室中が絵の具まみれになってしまうのです。
しかる先生。うったえるネイト。
先生の机の下にハンタイおばけがいるのに、「ほら、そこにいる!」と指差したばっかりに、「もう いません。」

ネイトは考えます。
「そして、いいことを おもいつきました。」
さあ、どうやって撃退しますか?
参加型で考えてもらいます。
我が家の2歳4歳児はまだわからないようでしたが、小学生はいろんな意見が飛び交います。

ハンタイのことをさせて、ハンタイおばけに出てきてもらえばいい。
「ぼくは、きょうは、きちんとしていないんですよ」と言えば、ハンタイだから、きちんとできることになる。
さあ撃退するには、あと何と言えばいいでしょう。

ハンタイおばけの去った教室では、何事もなかったかのように先生の読み聞かせが始まります。
「でも、ネイトは、なにがあったか、おぼえています。みなさんも おぼえていますよね。」
ハンタイおばけにまた会っても大丈夫。

おやおや、「つぎのひのあさです、ネイトが めを さますと、てんじょうから」ハンタイおばけもう再登場。
この最後のネイトの対応が面白いなあとおもいました。

小学校全学年考えて楽しめるお話です。
参考になりましたらうれしいです。

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