小学校図書館司書MARIママ、読み聞かせ絵本紹介します!

学校司書のパートと、2歳4歳姉弟の育児&保護猫2匹のお世話に奮闘しているMARIママです。読み聞かせおすすめの絵本を紹介しています。

小学校図書館司書おすすめ電車絵本【がたごとがたごと】乗るのは人間、降りるのは妖怪⁉怖面白い旅絵本です。

●GWや夏休み、お出かけシーズンに!こわーい電車走ります。

横長絵本の形で、福音館書店さんだと勘違いしていました。
童心社さんから出ている、縦19cm横27cmの横に長い絵本です。
表紙が桜と、電車。
電車にプレートがついていて、作者の名前がのっているんです。
遊び心ありますね。

題名のとおり、電車が「がたごと」移動し続けるお話です。
すこしレトロな雰囲気。
コマで遊んでいる子どももいます。
借りて、じっくり自分で眺めてもおもしろい絵本です。

レトロな町並みを進んでいく電車。
きれいなひまわりや、とんぼ、田園風景が描かれます。
表紙は桜でしたが、ここは夏ですね。

緑が鬱蒼としてきて…あれ、なんだろう、白いもやもやがページ真ん中に描かれます
気づかない子も多いので、指差してもいいかもしれませんね。

そう、ただの電車では、なかったわけです。
「おくやま駅」で停車。
降りてきたのは…?
やんやと、聞き手のこどもたちがにぎやかになる場面です。
ゆっくりめに見せてあげましょう。

また乗り込むお客たち。
うんうん、これは普通だね。
よく気づく子、けん玉で遊ぶ子どもを見つけますね。

トンネルでしょうか、暗い中を進む電車が描かれます。
さらに次のページで、赤と青の色使い。
不気味さを子どもたちも感じる場面です。
「がたごと がたごと」すこし私も低い淡々とした声で読み上げます。

次のページは、蓮の花がさき、雷がおち、鯉がはねて?? 人魂がとんで??
「よつつじ駅」につきます。
降りるお客は、こんどはなあに??

怖い本や、妖怪が好きな子におすすめする絵本です。
乗り物好きの子にも。

境界を越えて、駅に着くと、お客があちらの世界の住人になっている。
民俗学的にもしっかり考えられている絵本なのかもしれません。

夏は図書館、怖い本コーナーを作ったりしますよね。
ぜひ並べてほしい、おすすめの1冊です。

そしてまた乗り込むお客。普通の人間のお客です。
子どもはシャボン玉してますね。
こんどは橋をわたる電車。
絵巻物のような昔の景色を横切ります。
赤茶の富士山が不気味不気味。

「チャンバラ駅」です。
お客は…?

最後、奥付け左の小さな絵も、よーく見せてあげてください。
気づく子は気づく。
竜宮城??

表紙と裏表紙を見開きで見せます。
裏表紙は人魂や、よく見たら、お客さんの影も人間じゃない!
しだれ柳が不気味です。

ぜひ近くで、よく見て気づいてほしい妖怪絵本です。
参考になりましたら嬉しいです。

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