小学校図書館司書MARIママ、読み聞かせ絵本紹介します!

学校司書のパートと、2歳4歳姉弟の育児&保護猫2匹のお世話に奮闘しているMARIママです。読み聞かせおすすめの絵本を紹介しています。

小学校図書館司書おすすめ怪獣絵本【つきよのかいじゅう】満月、お月見の頃や、読み聞かせの時間調整に最適!

●怪獣は子供大好き。参加型でよーく見せてあげたい絵本!

満月になにか大きな黒い影がかかっている表紙です。
遊び紙いっぱいに怪獣の面白い姿が描かれていますので、ぜひ自分でも見てほしい絵本です。

ところで「つきよ」が一年生には通じなかった…
間違ったことを答えては「学校」という場で良くないでしょうし、絵を指差ししてこういう夜のことだよ、と回答。
いやー焦りました。

「そこには むかしから かいじゅうがいる、と、いわれていた。」
ずっとこの構図の、山と湖と、テントを張ってカメラを三脚で構える男がいるのです。
「もう10ねんも ここにいて、かいじゅうの でてくるのを まっていた。」
すげえとなります。
夢がありますね。

「あるよ、ついに」出てくるのです。
右ページの湖から少し突き出たもの。
目が彷徨っている様子だったら、指さして教えてあげます。

男はもう夢中で撮影中。
連写してるのかな、一枚撮るためにピントあわせたり試行錯誤してるのかな。

そうこうしているうちに少しずつ飛び出してくるもの。
「かいじゅうのあたまは、つきに とどきそうだ。」
と読むんですが、よーく見てる子はもう、ここらへんで「なんか変」だと思い始めるようですね。
かいじゅう?はてなマーク。

ここで想像の絵が描かれます。
こんな怪獣?あんな怪獣?
みんなはどんなのだと思う?
参加型でも楽しく読める本です。

怪獣が一段と大きくなり、男の胸もドキドキが最高潮。
と思いきや。
ページめくると…あれ?
かいじゅう?
一層子供たちも不思議そうになります。指さしたり、友達に聞いたり、にぎやかになる場面。
私もきょとんとした顔で読んでいます。くすくす笑みを浮かべて一緒に楽しみます。

「これはね」と解説。
なんだよーとがっかりするよりも、笑いが起こります。
右ページいっぱいの○○。
楽しそうです。笑
「おんがくのように きこえてくるよ。」

次ページからは歌うように読んでいます。
大きい字は大きく、小さくなるにつれて声も小さく。
とっても小さい文字、忘れないでここも読んでくださいね。もったいないです。

「そうして しずかなみずうみに もどった。」
男はどんな反応をするでしょう。

夢があって、あきらめないで追い続ける男の姿も、こどもたちには見せたいです。
バカにせず、興味を貫く姿を楽しく見てほしい。

私は満月、お月見の頃に読みました。
短いので時間が余った時さっと取り出して読んでも楽しんでもらえる絵本です。
もう何回も読んで、答えもわかっているのに、指さして楽しく聞いてくれる我が家の2歳4歳姉弟

さすが長新太さん作品です。
大人には不思議でも、子供ウケが素晴らしい作家様です。
子供たち楽しむこと間違いなし。
ぜひ親子でも、楽しくじっくり見てほしい絵本です。

以前紹介した長新太さんの作品がこちら。
よろしければご覧ください。
marimamashisyo.hatenablog.com

参考になりましたら嬉しいです。

●趣味で読み中の本

パート主婦あやぴさんが実例いっぱいに解説してくれるアフィリエイト教本。
プロフィールをわかりやすくしましょう、とか、即実践してます。
本を参考に登録した、ASP。無料でアフィリエイトの広告リンクの作成が行えます。
よろしければ一緒に勉強しませんか?



●参加グループ 応援いつもありがとうございます

にほんブログ村 本ブログ 編集・ライター・書店員・司書へ
にほんブログ村